日本のサクラ・マツを守ります

私たちは日本のサクラを守ります

エコルは、サクラ並木の健康診断や天然記念物保全を通して日本のサクラの保護に貢献しています。

沖縄県本部町「八重岳カンヒザクラ」

多摩市指定天然記念物「川井家のシダレザクラ」

サクラが抱える問題:ソメイヨシノという樹種が圧倒的に多く使われています

サクラとはバラ科サクラ属サクラ亜属に属する樹種を「サクラ」と総称しています。サクラの名勝地や公園や街路樹などに植えられているサクラのほとんどはソメイヨシノという種類のサクラです。

その由来については、さまざまな説がありますが現在ではオオシマザクラとエドヒガン系列のサクラの交雑種であることが確実視されています。

ソメイヨシノには自らの個体の花粉では結実しない性質(自家不和合性)の為、接ぎ木などで繁殖が行われています。

ソメイヨシノはクローンであるがゆえに遺伝的な変異がなく(すべてのソメイヨシノが同じ遺伝子)、一斉に咲き一斉に花を散らすなど日本人が好む性質をもちますが、樹勢が並木全体で悪くなるなどの弊害もあります。

名勝地のサクラの多くは昭和天皇即位記念としてあるいは戦後復興時期に植えられたもので樹齢が60年を越えています。このため各地のサクラの樹勢が一斉に悪化しています。

サクラが抱える問題:サクラの特性と管理について

陽樹(日照を特に必要とする樹木)であり健全な育成には十分な日照が不可欠です
サクラの基本的な性質は陽樹(日照を特に必要とする樹木)であり、日当りの良い環境で成長が良い樹木です。日陰になるとすぐに葉を落とし、枝が伸びず、花付きが悪くなり、衰弱が進みます。 被圧(他の樹木に日照を奪われる状態)は、下枝枯れ、樹形の乱れ、枯れ枝の痕からの腐朽菌の侵入などの被害が発生しやすくなります。
サクラ類を良好に育成するためには、枝葉を伸ばすことができる十分な空間の確保が必要です。
浅根性であり踏圧(人による土の踏み固め)の影響を受けやすい樹木です
基本的にサクラは浅根性(土の浅い部分に根が多く生える)です。人や自動車などによって根元周辺が踏み固められると根系周囲の土壌が固結して空隙率が低くなり、根の呼吸機能が衰え、結果として水分や養分吸収力も低下します。 サクラ類を良好に育成するためには、根元周辺の踏圧の軽減や根系の保護対策が必要です。
剪定痕から腐朽が入りやすい樹木です
サクラは一般に材質腐朽病に弱く、剪定痕や傷口からの菌の侵入によって枯れ込むことが多い樹木です。枝の切り残しや枝・根の傷口などからの腐れに十分に注意を払う必要があります。 特に太い枝の剪定は傷の治癒が困難となる場合が多く、腐朽部や空洞(うろ)の発生を誘引することになりやすいので、慎重に行う必要があります。
また、サクラの病虫害として特有なものにてんぐ巣病やコスカシバ(ガの一種)の幼虫による被害があり、いずれも樹勢を衰弱させます。
サクラを良好に育成するためには、将来の樹形を予測した早期からの剪定を行うことが重要です。

天然記念物のサクラたち

樹木の保護は、次世代への文化の継承です。

三春の滝桜(福島県)

根尾谷の薄墨桜(岐阜県)

光厳寺の山桜(東京都)

神着の大桜(東京都 三宅島)

私たちは日本のマツを守ります

エコルは、マツの健康診断を通して日本のマツの保護に貢献しています。

浜離宮恩賜庭園 300年マツ

マツ大径木 γ線腐朽診断

300年マツ根系調査

マツが抱える問題:マツノザイセンチュウによるマツ枯れ

マツノマダラカミキリを媒介者としてマツノザイセンチュウがひきおこす「松枯れ」が青森県と北海道を除く全地域で発生しています。マツノザイセンチュウは北米大陸から日本に入りました。 北米原産のマツ類の殆どはマツノザイセンチュウに抵抗性を持ちますが日本のアカマツ、クロマツは抵抗性をもたないため激しい被害が発生しています。 マツにマツノザイセンチュウが侵入すると通水組織(根から葉に水を運ぶ組織)が障害を受け枯れてしまいます。センチュウが侵入してしまうと回復する可能性が低い虫害です。保護が必要なマツには予防措置が欠かせません。

マツが抱える問題:マツの特性と管理について

マツの生育する土壌環境については他の一般的な樹木とは異なる傾向があります。

マツの健全な育成のためにはマツに適した土壌環境づくりが重要です。さらに病虫害対策ではマツノザイセンチュウに対する対策が必要です。

マツが好む土壌環境とは?
やや乾燥した貧栄養地を好みます。土壌に肥料分が多いと健全に生育しません 。根がキノコと共生し、菌根を形成するため菌根菌の生育が可能な土壌環境づくりが必要です。
  • 樹木に関するご相談のある方は、お気軽にお問い合わせください。
  • 日本のサクラ・マツを守る
  • Books
  • 社員ブログ
  • 日比谷花壇グループの環境活動hibiya-kadan
このページのトップへ